木漏れ日の径

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梅雨入り前の貴重な晴れの日に、山に登る。
夏の香りすらするじりじりとした日だったが、
山の稜線上では風が強く吹き、汗冷えで凍えるほどだった。
森の中をてくてくと歩いていると、強烈な木漏れ日が射してきた。
風のざわめきとギラギラとうごめく光がにぎやかだった。