屋久杉林

f:id:route99:20170517224108j:plain

屋久島の中、縄文杉を目指してのトレッキングは最も人気なルートだろう。
目的となるゴールは縄文杉なのだが、さておき、自分はその途中のふとした道で
静かに佇むのが好きだった。屋久杉に囲まれ空も覆われるほどであるが、
鬱蒼というよりかは木漏れ日が気持ち良い。

鹿児島県道78号 上屋久永田屋久線

一度は行ってみたかった屋久島。
到着したら様子見として島を一周ドライブした。
島をぐるっと周る道路が鹿児島県道78号、上屋久永田屋久線だ。

屋久島の栄えているのは空港やフェリー乗り場がある東側で、
西側に差し掛かると寂しいものがある一方、手つかずの自然に近づき嬉しい部分もある。
新緑が綺麗な季節だが、景色を眺めていると緑にも濃淡や色合いがそれぞれ異なることに気づいた。
緑が色付いている。
林道部分はかなり道も狭いが、波と山を見ながらのドライブを満喫できた。
f:id:route99:20170508004936j:plain

倶利伽羅峠

f:id:route99:20170216012831j:plain
倶利伽羅峠は石川県と富山県との境にある。
日本海側の雪深い地であり、倶利伽羅峠の戦いとして源平合戦の一部となった歴史ある地でもある。
戦いの舞台ともなり、怨念すら感じる場所ではあるが、雪の積もる佇まいはとても静かなものだった。
音さえかき消してしまいそうな積雪と、じっと見守っているかような雪化粧に包まれた立山連峰がとても印象的に感じた。
雪は不思議だ。音をかき消し、色を消し、暖かさを消す。
その厳しさとは裏腹に、時の経過を止めるかのような、悠久の時を感じさせる。
倶利伽羅峠は、そんな雪景色と歴史観が不思議と合致する場所であった。