黄昏を待つ

f:id:route99:20151026140250j:plain夏が終わったと記そうと思いたった頃には、秋が終わりつつあった。
季節の移り変わりにすら置いて行かれていれ、立ち竦む気分になる。

日が短くなり、朝起きてもまだ暗いこともある。
目が覚めるような寒さの中、遠くがいやに綺麗に見えたりして、
この年が終わりつつあることを実感する。
これから訪れる夜と、次の夜明けを案じながら、薄明りの時間を過ごす、黄昏の季節。