Tioga Pass Road #4: Nameless, scenic scenery

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Tioga Passを下り始めた。
峠を越えてから、空気、風、光、色、音、なんとなくそれぞれの雰囲気が違う。
道路脇のポールは日本と同じ、ここは豪雪地帯であることを意味する。
実際に12月の現在ではこの道路は冬季閉鎖されているようだ。
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Tioga Lake。
峠を越えた辺りから人通りが極端に減った。
エンジンを切れば、静寂の世界が広がる…

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ぱっと視界が開けて見えた、この先の道。
山々が神々しく感じる。山が時に神聖なものとして扱われるのがわかる。
空は曇っていたが、晴れ間から覗き込む光がまた不思議な力を与えてくれるようだった。
山の途中に断層のように走る道路が見えるだろうか。

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拡大すると、この通り。こんな所をこの先通るのか…

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…なんて思っても、実際に走ってみれば道幅は十分で、そんなに危ない道ではない。
もちろん道路を外れたときの事を思うと、恐ろしいけれど。

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遥かに続く道の先が見える。緑に、青に、赤に黄色に彩られた景色。
忘れられない景色の一つだったのだが、特段VISTA POINTでもなかった。
私の中の、名もなき絶景。
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約60マイル(約100km)続いたTioga Pass Roadの旅も、US 395との交差点でお別れだ。
Lake Monoが先に見える。Lee Viningという街に到着したのだが、街らしい景色は見当たらない。
US 395の辺りにはゴールドラッシュ時に作られた町がゴーストタウン化したものが点在している。
まさに、カリフォルニアの辺境の地に辿り着いた、のかもしれない。
旅を続けようと思えば、この先どこまでも続けられそうだ。
限りがあるのは、いつも時間か。

Tioga Pass Road (California State Route 120)
おススメ度:★★★★★ 是非行ってみて欲しい
絶景度:★★★★★  見どころは多いが峠を越えた先の光景が◎
アドベンチャー度:★★★★★ 人知れないところに行く
便利度:★★☆☆☆ ヨセミテまで行くのにも距離がある中、更に奥に入る必要がある。
安全度:★★★☆☆ ガードレールはありませんが、道は二車線舗装良好
ヨセミテ公園内は車一台$20の入場料がかかるのと、冬季は閉鎖されるのに注意。