ビーナスライン

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中央道、諏訪ICを降りればビーナスライン。蓼科、霧ケ峰、八ヶ岳白樺湖、美ヶ原と、
高原地帯を駆け抜ける道。個人的には、とくにかく見晴らしが良い道で、
主観で言わせてもらえば日本で一番「爽やかな道路」なんじゃないかと思う。
涼やかな高原の空気と風の中、アルプスの山々を見ながら右へ左へと繰り返す
ワインディングが気持ち良い。

秋が来れば思い出す、ビーナスライン


中央道、長野県、諏訪ICを降りれば、割とすぐにビーナスラインの入り口がある。
ビーナスラインの終着地点は美ヶ原高原美術館で、それまでは上へ上へと走ることになる。
初めは木々に囲まれた対向2車線道路。
自然の中を走るのだけれども、長野県らしくそば処が充実している。

f:id:route99:20140928141605j:plain割とストレートな道が続く。ひと段落すると、白樺湖に到着。
紅葉も始まっている。空を見上げれば、Dr Heliが飛んでいた。
この辺りの山々へ登山している人も沢山いるんでしょうね。

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白樺湖を背に進むと、景色が開け始める。そして、空気がひんやりし始めた。
青い空と、緑の丘。標高が高くなり、高い木々に覆われていないぶん、
道路が突き抜けるような見晴らしの良い道になる。

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段々と勾配もきつくなり始め、ワインディングロードとなる。
道の先には大空が見える。カーブを曲がればどんな景色が待っているだろうか
なんてワクワクして、道を進む程に楽しみが味わえる。
この辺りはエアコンの名で聞いたことがあるであろう霧ヶ峰
霧ヶ峰を走っているっていうだけで、涼しい気分になれる?

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一際厳しいカーブの路肩にある、忘れ路の丘からの景色。
360°のパノラマ風景を味わえる。写真は北アルプスに向かった景色。
一番左に注釈があるのは御嶽山。盛んに噴火のニュースが報道されているが
今だったら噴火の様子も見えるのだろうか…

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南を向けば、富士山が見えたりする。ああ、空よ!大地よ!

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更に進み、標高が増す。三ヶ峰展望台からの景色。
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もうこの辺になると、山岳風景になってくる。涼しいと思っていた気候も、時折寒くさえ思う。

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そんな訳で、三ヶ峰展望台のヒュッテにて豚汁を食べる。
暖かくて生き返る。影が長くなり、日が沈み始める。
この先、終点の美ヶ原高原美術館まではまだ数kmあるのだが、
扉峠からアザレアラインだったか県道67号だったかを使い帰路についた。

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西日に包まれススキの波の輝かしきことよ

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ひたすら下って、松本市中心部が見えてきたところ。
ぶどうの里。やはり冷涼な気候がブドウ畑に合っているのだろうか。
実ったブドウがビニールに包まれている。実りの秋だね。

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折角なので、地元のビーナスライン案内図。
道は却って分かりずらいだろうか。
しかし山の稜線を沿うように道が走っている雰囲気はでてるかな。
実用上はgoogle mapが分かりやすいけど。


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おススメ度:★★★★★
ワインディング度:★★★★☆
自然度:★★★★☆
探検度:★★★☆☆

(Scene 56: ビーナスラインの風景から)