黄昏を待つ

夏が終わったと記そうと思いたった頃には、秋が終わりつつあった。季節の移り変わりにすら置いて行かれていれ、立ち竦む気分になる。 日が短くなり、朝起きてもまだ暗いこともある。目が覚めるような寒さの中、遠くがいやに綺麗に見えたりして、この年が終わ…

Blue angels

ずっと空を見ていた。ずっと追いかけて見ていた。

国道413号 道志みち

相模湖・津久井湖から道志村を突っ切り、山中湖へと抜ける道志みち。ツアーガイドにはそこまで乗っていないように思えるけれど、関東で最もおすすめの道の一つ。 道志川に沿って渓谷の中を走る道。渓谷を走る道の中でも、川との距離が近く、どこで止まっても…

雲のみち

海岸線を走っていると、海霧に包まれることがある。視界不良の峠を上へ上へと昇ると、あるところで強い日差しが目に入る。霧じゃない。雲を抜けたんだ。地平線まで続く雲を見て、別次元への道をみた気になる。

木漏れ日のみち

更新を大分さぼってしまいました。もう少しいいものを、もう少し…そう思ってタイミングを失ってしまう、愚図愚図な行動を自省する。

薄明光線

何もない草原をずっと走っているときにも、やがて雲が出てきて、雨が降り、そしてまた日が出てくるものだ。雲からは、希望の光がこぼれている。

夕陽の跡

陽が沈んむころ、辺りが真っ赤にそまる時間がある。夜になりかけても、昼間の熱気が残っているような時間。夕陽を見ると、光の筋がいやにはっきりと見えた。

夏の匂い

アスファルトからの熱気とじめじめとした風から、夏の匂いが運ばれてくる。太陽からは強い日差しがお届く。ご挨拶ありがとう。ああ、今年もまた夏が来た。そう思う。季節の移り変わりを受け入れよう。

銀の鍵、金の鍵

いつぞや来て閉まっていて、泣く泣く引き返した道。そんな道の扉が開いていると、今まで探索できなかった領域へ踏み入れるようで心躍るのだ。

空の軌跡

もう夏が来る。空を見上げれば夏が来る。夏の青い空。遠い空。

雲が波のように向かってくる。

国道472号 飛騨せせらぎ街道

道の名前は旅の雰囲気を醸し出す大事な要素。国道257号、国道472号、岐阜県道73号と跨る「せせらぎ街道」は名前を聞くからに清々しい気分になれる道。そろそろ梅雨が来る…夏が来る…段々じめじめとしてくるこの季節だからか心惹かれて行ってみた。 横を流れる…

California state route 4 - Alpine state highway

カリフォルニアの酷道巡りをしてみようと思い立つ。向かったのは、カリフォルニア州道4号、エベッツ峠 (Ebbetts Pass)。GWを過ぎたこの季節、油断していた…まさかの通行止め。 日本の酷道巡りでも通行止めを食らうのはよくあることだけれど、いきなり出鼻を…

瓶ヶ森林道 UFOライン

高知県と愛知県の狭間を走る、瓶ヶ森林道。別名UFOラインともいうらしい。どうしてUFOになったんだという疑問を調べる間もなく通過した。5月にもなれば四国の渓谷の緑の豊かさと比較して、石鎚山近くのこの地は標高も高く結構寒く、緑もまだまばらである。車…

California state route 180, Kings Canyon Scenic Byway

ヨセミテ国立公園の南に位置する、キングスキャニオン国立公園内を走るCA180号。大渓谷の中を走り抜ける。風景は申し分ない上に、車も少なく走るには絶好の場所。人通りが少ないのは、少し物悲しくもあるけれども。180号は途中で行き止まりなので、帰りは西…

sunset

夕日に向かって帰る。何気ない日常でも、思い出に残る日がある。

California state route 1, Shoreline Highway III

カリフォルニア州道1号線からの風景。海岸線から少し入れば高原のような涼やかな景色が広がった。サンフランシスコから北側、マリンカウンティの辺りはカリフォルニアらしからぬ湿った風を感じられる場所だ。 Tomares, California

日没のとき

日が沈むまでだいぶ長くなってきた。自分の影が長くなるなか、夕日が沈むのを眺める。気付くと影はなくなり、あたりは闇に覆われる。夜のはじまり。

春になったら

冬の間は冬眠していたことがいくつかある。春になったらあれをやろう、これもやろう、そう思っていた。春は何かを始めるのにうってつけの季節。バイク(自転車)もその一つ。サイクリングロードに久々行ってみるも、道が砂で埋もれている…まだ整備されてない…

夕日の道

日が沈みかけ、果樹園の木々が敬礼のように何もない道路に縞々模様の影を落とす。時間の経つのはとても速くて、沈みかける頃に今日も一日過ぎるのがあっという間だったと気付くものだ。でも、次の日は、日が沈むまで時間を惜しむように精一杯過ごすのがいい…

土讃線

春の訪れは、新しい季節の到来を予感させるものであるが、その前にひと時の別れがある。新しいステップのためのものとはいえ、心の拠り所となっていたものと別れるのは寂しいものだ。 別れから出会いの間の隙間に、旅に出かけるのもいい季節。空っぽの心に、…

California state route 1, Shoreline Highway II

雲がいやに立体的に感じる。山沿いを走るのも、川沿いを走るのも気持ちのいい季節。

Shoreline Highway

カリフォルニア州道1号、ショアラインハイウェー(Shoreline Hwy)。晴れのち晴れなカリフォルニアも、海岸線側は天気がぐずつくことが多い。何もない空よりも、雲があったほうが気持ちがいい。風の流れを感じる。

自然の強さ

自然は自然。人間がどう介入しようともお構いなしに花は咲く。名前もわからない花。自分が思うより、ずっと自然は多様性を持っている。

END

長く走ってきた道も、これにて終わり。よくもまあ、こんなところまで来たもんですね。そう道に語り掛けられる。 (McCabe Rd, Santa Nella, California)

Center pivot irrigation

飛行機の中で目を覚まして外を見ると、地上がおかしなことになっていた。新しい文化都市にでも到着したのか。いやいや、少し気持ちを落ち着かせて、これは広大な畑なのだと理解する。後で調べてみると、灌漑農業のようだ。広大な土地に効率的に区画を割り振…

sky blue oscean

空が青さに気が付き始める季節かな。波は引き際をずっと見ていると、そのまま吸い込まれてしまいそう。 (Shoreline highway, CA state route-1, Stinson Beach)

California state route 12 and 121, Vineyards in Sonoma

カリフォルニア州道12号と121号の重複区間。カリフォルニアワインの中でも有名なソノマの中を走る道路で、ワイン畑とワイナリーの中を駆け巡る。この季節にだけワイン畑が緑色や黄色の植物に覆われる。アメリカでは夏時間が始まろうとするこの頃、日に日に時…

三方五湖レインボーライン

春先の福井は花粉か黄砂かで霧がかかったかのよう。まだ肌寒いし、通行止めの道もまだまだあるが、徐々にツーリングする楽しみを思い出す季節。まだ人も多くない。三方五湖レインボーラインで登る山頂公園からは日本海、若狭湾、三方五湖群が一望できて改め…

Tabulating Machine

コンピュータとて、昔はそう完璧にデジタルではなかった。データはパンチカードで出力する時代もあった。デジタル世界がアナログ世界を飲み込んできている。