木漏れ日の径

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梅雨入り前の貴重な晴れの日に、山に登る。
夏の香りすらするじりじりとした日だったが、
山の稜線上では風が強く吹き、汗冷えで凍えるほどだった。
森の中をてくてくと歩いていると、強烈な木漏れ日が射してきた。
風のざわめきとギラギラとうごめく光がにぎやかだった。

姨捨の景

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高速道路をひた走り家に帰ることは多い。上信越道から分岐し長野自動車道に入り、
そろそろ休もうという気になるのが姨捨(おばすて)SA。

姨捨という名前に惹かれて止まったのが初めての訪問。
寒い冬の夜だったが、街の灯が映し出された夜景が綺麗だった。
その後、何度かこのSAに寄ったのだが、昼間に寄る機会が中々無く、
あの綺麗な夜景の昼の顔が長い間わからなかった。先日初めてその素顔を見た。

姨捨という名前から、なんとなく仰々しい景色を思い浮かべていたが、
長野の農村のゆったりとした新緑風景に癒された。
この地はいわゆる高齢の母を山に捨てるという伝説とゆかりがあるのだろうが、
調べていると、そうでもないという記述もあり、詳細な説明は書くには長すぎる。
今度は高速道路ではなく、下道を通って、この地でゆったりとした時間を一緒に過ごしたい。

国道292号線 志賀草津道路

冬季開放後すぐ行こうと思っていて、今年もなかなか行けなかった志賀草津高原ルート。
気温も30℃を超えようとする今日この頃、時すでに遅しと思いながらふと寄ってみた。
大分高さは下がったのだろうが、雪の回廊が残っていました。
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硫黄のにおいがする万座温泉を超え、国道292号に入り荒涼とした景色が見え始めると、
そこは雪の壁で覆われた道路だった。短かったけど、残っていてくれたのが嬉しい。
夏のような暑さで、雪解け水の量が多く、洗い越しのようになっているところが幾箇所もあった。
そんな中良く残っていたね。

f:id:route99:20170522010203j:plain自転車で走っている人も多かった。
急勾配でヒルクライムは大変でしょうが、ダウンヒルだけならやってみたい。
バイク(自動二輪)も多く、頂上のレストハウスには車やら
バイク、自転車やら、スキー客もいたりしていろんな目的の楽しみであふれていた。

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見下ろした山々。白根山のほうでよいのかな。
雪解けは着々と進んでいながらも、新緑がまぶしい季節だった。
夏のような今日この頃ですが、志賀草津道路は国道最高地点付近でも20℃前後で
爽快の一言だった。来年はやっぱり開通直後に行きたいな。

高知県道203号室戸公園線

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室戸公園線なんて言われてもピンとこないけれど、室戸スカイライン
スカイラインジオサイト展望台から来た道を振り返る。
ワインディングロードが続いて走るのに専念してしまう道だけれど、
海と風と太陽とを感じる、とても暖かい道であったことに気付く。
途中にはお遍路88箇所の一つ最御崎寺があり、バイクお遍路にもなり一石二鳥。

屋久杉林

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屋久島の中、縄文杉を目指してのトレッキングは最も人気なルートだろう。
目的となるゴールは縄文杉なのだが、さておき、自分はその途中のふとした道で
静かに佇むのが好きだった。屋久杉に囲まれ空も覆われるほどであるが、
鬱蒼というよりかは木漏れ日が気持ち良い。