梅雨の道 国道157号 温見峠

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国道157号線の岐阜と福井の境目、温見峠付近は開通しているのが珍しい位の閉ざされた国道。
入る前の岐阜県本巣市でガソリンスタンドに寄ったところ、
地元の方に「この先進むんか?何もないよ、やめたほうがいいよ」、と止められた。

何もない道は言い換えれば自然豊かな道なのだあり、私はそういう道が好きなのだ。
峠に踏み入れると、この季節柄、周囲はより一層と緑が映えているように感じた。
157号名物、洗い越し(川が道を交差し流れること)も勢いが増しており、
本格的な梅雨の季節に入ったことを感じた。
週末の天気を気にしながら過ごす季節です。

 

下り道 国道308号 暗峠

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国道308号、暗峠(くらがりとうげ)は、奈良県生駒市大阪府東大阪市を結ぶ峠で、
石畳の急な坂で知られている。

そんな峠を走っていていると、ヒルクライムダウンヒルとがある。
どちらにも走りの工夫が必要で、楽しみがある。
好きな瞬間の一つが、峠を登って、下りが始まったところで
町が一望できる景色が飛び込んでくるとき。
わき見運転に注意して、スピードの出しすぎにも注意して、
遥かに見える街並みを楽しみながら、坂を下って行く。

snow road

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雪がしんしんと降る薄暗い道。
車の跡も、人の気配も、太陽の光も、すべてをかき消してしまう、怖い暗さがある。
このまま自分がじっとしていたら、雪に埋もれ全て忘れてしまいそうな焦りが生まれる。

黒い部分が大部分を占める写真はうけないというけれど、
自分はこうした影のある、鬱蒼とした写真が好きなのだ。